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本田美和子・イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ『ユマニチュード入門』を読んだ感想

イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ『ユマニチュード入門』(医学書院・刊)を読みました。

この本は、病院や介護施設で働くプロのための本だと思われますが、認知症の家族を介護している人も知っていて良い内容だと感じます。

イラストがたくさん使われていて、素人でも読みやすく、わかりやすく描いてあります。

『ユマニチュード入門』を読んだ感想

ユマニチュード(Humanitude)とは、フランスのイヴ・ジネストさん、ロゼット・マレスコッティさんの2人によって提唱されている、ケアの技術です。

認知症患者、高齢者介護はもとより、さまざまなタイプの介護が必要な人に対して応用できる技術として注目されています。

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確か、2~3年前だと思いますが、イヴ・ジネストさんが来日して、日本の病院で認知症患者に接している様子をテレビ番組で見た記憶があります。

介護施設や病院などでは、どうしても人出不足や、時間内に終わらせなくてはならないなどの制限があるため、患者一人にかけられる時間にも制約があります。

でも、作業効率ばかりが優先されると、患者本人のことが置き去りにされてしまうのですね。

それが進んでしまうと、マニュアル優先の機械的な介護になって、さらには、ニュースなどでも取り上げられている入所者への暴力行為にも繋がることになってしまいます。

介護している患者を、一人の人間として向き合うこと

当たり前のことなのに、見えなくなってはいないだろうか? そう、反省させられます。


家庭での介護も同じことですね。

認知症で頑固になり、まったく言うことを聞いてくれない母を、ほとほと困り果ててイライラすることもあります。

でも、それは、母が悪いのではなくて、介護者である私の言い方が悪かったり、問いかけ方が良くなかったのだと気づかされました。

どこか、心の奥に「認知症の厄介な母」という思いがあったように思います。

ユマニチュードのケアの方法は、母親が赤子に接するような気持ちで、しかも、一人の人間としての相手の心を尊重しながら、コミュニケーションを取っていくというやり方です。

そうすることで、患者も、介護する側も、両者が気持ちよく、充実したケアができるのだと感じました。

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