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砂川啓介・著『娘になった妻、のぶ代へ 大山のぶ代「認知症」介護日記』を読んだ感想

砂川啓介・著『娘になった妻、のぶ代へ 大山のぶ代「認知症」介護日記』双葉社・刊 を読みました。

大山のぶ代さんは、長年どらえもんの声を担当していた誰でも知っている女優さんですよね。

元気で明るくて親しみのあるおばちゃんというイメージの方です。

どらえもんの声を引退してから、癌を患われて、それを克服された後にアルツハイマー型の認知症であることがわかりました。

夫の 砂川啓介さんが妻の認知症を発表して話題になっていました。
砂川啓介・著『娘になった妻、のぶ代へ 大山のぶ代「認知症」介護日記』を読んだ感想
認知症の介護については、私も人ごとではありませんので、砂川啓介さんがどのような介護生活を送っていたのか興味がありました。

夜寝る前に読みはじめたら。止まらなくなって、明け方まで一気に読んでしまいました。

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どれもこれも「あるある」ということばかり。

本の内容からすると、大山さんは、私の母よりは、少し進んでいるかなという印象でしたが、それでも、母のとる行動と、とても良く似ています。

そして、介護をする側の砂川さんの苦悩もまた、多少なりとも私も感じてきたことなので、「そうなのよ、そうなのよ」と、頷きながら読みました。

夫婦間の老々介護と、母娘の親子間の介護では、多少違うこともあるかもしれませんが、私だけじゃないのだと、少し気持ちが軽くなるところもありました。

認知症の人との暮らしは毎日がハプニング。本人の人格にもかかわるような、あまり表に出したくないことも起こるので、介護の状況を説明したくても、現実に体験していない人に詳細をうまく表現できないものなんですね。

そういう意味では、本は介護している夫、砂川さんの気持ちがとても良く書けていたと思います。

芸能人なので、私たち一般人よりもご苦労があるのかなとも感じました。

本来なら、デイサービスなどを利用することもできるはずなのですけれど、やはり施設で、「あの人が、どらえもんの声の人よ」なんて好奇の目にさらされるのは苦痛なのでしょう。

そういう公共のサービスは利用しない道を選ばれて、頑張っていらっしゃるようです。

本の中にも書いてありましたが、認知症は現在のところ完治するという希望はないのです。

進行を遅らせる治療をしながら、一生付き合って行かなければならない病気です。

そのことを肝に命じて、介護される方も、介護する方も、少しでも快適に過ごせるようにして行かなくてはなりませんね。

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